今回は「新規就農」をテーマに何から始めるのかを考えてみた。
私のように新規で農業を考えている人に特に見てほしい。
基本的なことであるが、新規就農の前にかならず調べておいたほうがいい内容がいっぱいなのでぜひ見てください!
- どんな人が農業に向くのか
- 農業ってどんな仕事?
- 農業に就く選択肢
どんな人が農業に向くのか
就農適性診断やってみる
就農について調べていると、全国農業会議所が運営する「農業を始める.JP」というホームページで、「就農適性診断」というのがあったので、やってみました。
これから農業を始めようと思っている人向けの内容になっていて、すごくいいかも!
とりあえずやってみる。
- 就農に対する適性や意欲について
内容は「体力」、「生き物が好きか」、「人との関わり」、「目指す農業」、「農業体験」について。
質問は簡単なのでさっと答えちゃいましょう。 - 新規就農の事前準備についての質問
ここでは情報収集に関する質問、「栽培する作物」、「就農場所」、「家族の同意」などの質問があります。 - 新規就農の準備状況についての質問
「周りのサポート」、「経済面の余力」などの質問です。 - 農村生活・就農後の生活についての質問
「経済余力」の質問が続きます。後半は地域の農家とのつながりについての質問があります。
診断結果
私の場合は診断結果は画像のようになりました。
特に③就農条件の準備状況が2.5点と低く、準備が足りないとの結果でした。
就農に対する適性や意欲について
例えばトマトの栽培を考えてみると次々に収穫適期を迎えるトマトをどんどん収穫していかなければなりません。
サラリーマンのように一日8時間の労働時間で週休2日といった労働時間が明確に決められないのが農家。
当たり前かもしれませんが、繁忙期は休んでる日なんて無いかもと考えると、決して楽して営める職業では無いですね。
農家として生活をする事が「農家でお金儲けをしたい」なのか「自給自足で必要最低限の生活で十分」なのかによっても経営規模が全く違うので、就農前にこの辺を明確に決めておく必要がありそう。
新規就農の準備状況についての質問
他の記事にもするけど、就農についての情報収集をどうするかが結構重要だと思う。
特に就農希望の地域の役場や農協などの担当窓口に直接情報を聞いて、就農の手助けをお願いすることは重要である。
新規就農の事前準備についての質問
親元ですでにある土地で農業を始められるのか、それとも土地を新規購入または借用して農業を行うのかも重要なポイント。
そのための準備金や経営資金についても考えておく重要な項目である。
農村生活・就農後の生活についての質問
新規就農後の数年は経営が安定しないのが普通みたい。家族の同意や生活資金の確保が重要になってくる。
農業ってどんな仕事?
稲作
日本人なら当たり前のように知っている日本人の主食であるコメをつくる農家。
私の住む富山県では農家の9割程は稲作で、市街から10分車を走らせれば周りは田んぼが広がっている。
妻の実家も米農家で20haほどの農地で農業を営んでいる。
聞いてみると最近は米の価格が落ちて昔のように儲からないみたい。
稲作は特に機械や施設にお金がかかり新規で参入する場合は補助金をうまく活用しないとローンがかなり膨らむ事になりそう。
収益は6万円/1aの利益だとか。
つまり10haで600万になって、コストはその半分と考えると、収益は300万。
露地野菜・施設野菜
露地野菜
ハウスなどのを使わないで畑で栽培した野菜のことで、四季に合わせた野菜が栽培される。
経営面ではハウスのコストがかからないので、施設野菜に比べると同一面積あたりのコストは安く抑えられる。
ですが、ハウスなどの作物を守る資材が無いことで天候によって野菜の成長に差が出る可能性があり、また病害虫にも侵されやすい。
施設野菜
ハウスを使用した栽培方法で、温度・湿度をコントロールすることで栽培適期以外でも栽培が可能になる。
例えばトマトなどは雨などから守ることができ、収穫量の安定化や実の割れや病害虫を防ぐことができる。
ただ、導入コストは高額で、最近であれば円安の影響もあり1年前よりも倍のコストがかかる。
花き・果樹
花きとは観賞用の植物を指し、冠婚葬祭・贈答用・装飾など様々な用途で使用される。
果樹はいわゆる果物類の栽培で、富山県ではナシやリンゴなどが有名である。
酪農・畜産
いわゆる牛・豚・鳥などを飼育そ、乳製品・肉・卵などを生産する分野。
農業に就く選択肢
新規就農で農業を始める
私のように全く別の分野から農業への転向を目指すのがこのスタイル。
技術的にはすでに経営を行っている農家には及ばない事がほとんどであるため、最初は経営が安定しない。
また、初期投資も多くリスクも有るがサラリーマンのように会社の指示に従い働く事に飽きてしまった私のような人には、生産・販売など経営計画をすべて自分で行う農業には魅力がいっぱいである。
雇用されて農業を始める
営農組合などで雇用されて農業を行うスタイルで、給与をもらいながら働くため、どちらかといえばサラリーマンに近い雇用のスタイル。
栽培のノウハウを勉強しやがて独立を考える場合はこのスタイルが良い。
親族の農業を継ぐ
私は一番羨ましい環境である。
家族がすでに農家で、施設や機械など設備がすでに整った状況を引き継ぐスタイル。