農業をやる事で生活はどう変わる?
給料の視点から考えてみる
これ間違いなく下がる。
じゃあ今の給料いくらなのって話だけど、仮に500万円の総支給だったとしよう。
農業で500万円儲けるとする。
トマトの視点から考えると、トマト1Kgは約300円で売れると仮定すると、約17トンのトマトを生産すれば収益500万円に達する計算になる。
だけど、農家は収益=所得では無いですよね?
収益率が50%なら、所得は約250万円。
500万円の所得が必要なら収益は1000万を目指す必要がありそうだ。
ちなみに調べてみたところ、トマトの反収(10aあたり)で最も多そうなのは18トンだった。
日本で最も効率よく栽培してる農家の真似をすれば約2反の面積で目標には到達できそう。
まあ、あくまでもこれは理想論で初心者がすぐこの儲けができるなら皆農家になるわな(笑)
生活の視点から考えてみる
じゃあ生活の視点からはどうなるのか。
- 有給で休める
- 定時で帰れる
- ボーナスが当たる
- 昇給する
今は医療職だけど夜勤は無くて、基本週休2日、たまにオンコールで電話当番が回ってくる。
週5で約8時間/1日働く。
体調が悪くても有休を使えば休んでもお金がもらえて、定期的にボーナスも支給され、普通に仕事をしていれば定期的に昇給もする。
暑い夏はエアコン、寒い冬は暖房が入る室内で快適に仕事をこなす。
では農家はどうか?
- 給料は自分次第
- 収穫時期は休みなし
- 収穫は天候に左右される
農家になると、最初は技術がない。
収益は安定するとは到底思えない。
それどころか、天候や病気の視点からもうまく育たないかもしれない。
トマトなら収穫の時期は休んでいる暇はない。
1日休んだら熟れ過ぎた実が収穫適期を逃すかもしれない。
給料は作った量に比例するので、収穫がなければ収益は無いし、夏は暑いハウスの中で熱中症の恐怖に怯えながら作業して、雪の降る冬は作物が育たない恐怖に怯える。
人間関係の視点から考えてみる
- 先輩からのストレス
- 上司との関係性
- 主体は自分
やばい先輩や後輩、やばい他職種からのストレスはなくなる。
自分主体になるから、うまくいかなかった時に他人のせいにはできない。
全ては自分の行動で結果が左右する。
でもいちいち上司に許可を取ってから行動しなくてもいいから、チャレンジの幅は広がる。
そもそも生き残れるのか?
農家の数
クボタのページによると、日本の農家数は右肩下がり。
1955年には600万戸あった農家の数は2020年には約175万戸で1/3以下になった。
新規就農者の数
2020年の新規就農者数は約5.3万人で大体毎年5万人以上の新規就農者が居るよう。
純粋に就農者は多いみたいだけど、農家の数は減っているってことは辞める数の方が圧倒的に多いことになる。
なぜ農家の数が減っているのか冷静に分析する。
- 農家の高齢化
- 企業の参入で個人農家は生き残れない可能性が有る
ブランディングや効率化で他の農家と差をつけなければ売れないし生き残れない
何で就農なのか?
実家の土地の使い道
- 稲作は広い面積が必要
- 畑作は方法によっては少面積でも高収益が望める
幸い我が家には代々受け継ぐ農地(田んぼ)が5.7反ほど有る。
その他に農地以外の土地も合わせると固定資産税で約50万円ほどの土地が有る。
5.7反で何ができる?って考えた時に、稲作だと大体1反6万円の収益と言われていて、6反で約36万円。
つまり、固定資産税を考えると稲作ではマイナスになってしまう。
畑作ではどうだろうか。
熊本の農業情報サイトで5反の土地でミニトマトを作った場合の収入を計算してみたところ収益が約2,000万円で経費が約1000万円、所得は約980万円。
あくまで理想だけど、この通りにできたら今の仕事より収入高いわ。(笑)
農業の魅力
農業の魅力ってそもそも何?
- 企画から経営まですべてが自分で行える
- 自分の頑張り次第で収入は過去の自分を超えられる可能性が有る
- 特に自分の場合は人間関係のしがらみから開放される
- 食という生活する上で切り離せないコンテンツで世の中に貢献できる